ESにPREP法を使う手順:結論先行型の文章を作る練習方法

ESで「結論から書く」を実践するには、PREP法の4要素を順番に埋めていくのが一つの有効な手順です。Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再結論)の流れを使うと、書き出しに迷いやすいESの文章を組み立てやすくなります。
この記事の目次
PREP法とは何か:4つの要素の役割
PREP法は、Point・Reason・Example・Pointの頭文字をとった文章構成の型です。最初に結論を述べ、その理由を示し、具体例で支え、最後に結論を繰り返して締めるという流れをとります。
ESでよく起きる「書き始めたら経緯の説明が長くなり、結論が後半に来てしまった」という状態は、この型を意識することで整理しやすくなります。各要素を一文ずつ書けるかを確認するだけで、文章の骨格が見えてきます。
- Point(結論):この設問に対して自分が最も伝えたいことを一文で
- Reason(理由):なぜそう言えるのか、その根拠や背景を
- Example(具体例):実際に起きたエピソードや行動・数字を
- Point(再結論):最初の結論を別の言い方で締める、または今後への接続
ESの設問にPREP法を当てはめる手順
PREP法を使う前に、設問が何を問いているかを確認します。「学生時代に力を入れたことを教えてください」という設問であれば、Point は「自分が最も力を入れたこと」を一言で示す文になります。設問の問いに正面から答える文を最初に置く、というのが出発点です。
次に、なぜその活動・経験を選んだのか、あるいはそこに力を注いだ理由を一〜二文で添えます。ここは背景説明ではなく、「なぜ重要だと考えるか」の説明です。長くなりがちな部分なので、一文に絞る練習をするとよいでしょう。
Exampleでは、具体的な行動や出来事を書きます。「いつ・どこで・何をしたか」を含めると、読み手がエピソードを追いやすくなります。最後のPointは、冒頭の結論を少し角度を変えて繰り返すか、企業への志望や入社後の姿勢につなげる一文にすることが多いです。
架空の例:ガクチカ設問への当てはめ
以下は架空の例です。設問「学生時代に力を入れたことを200字程度で教えてください」に対して、PREP法を当てはめた文章の構成例を示します。
【架空の例・構成の例(指定字数に調整して使用)】 P:私が最も力を入れたのは、大学のテニスサークルでの練習体制の見直しです。 R:メンバーの参加率が下がっていたことに問題意識を感じ、運営の仕組みから変える必要があると考えました。 E:幹事として月ごとに練習目標を設定し、各回の内容を事前に共有する仕組みを作りました。結果として、半年後の参加率が以前の約1.5倍に改善されました。 P:この経験から、目標を共有することでチームの行動が変わると実感しており、仕事においても同じ姿勢で取り組みたいと思っています。
PREP法を使ったESでつまずきやすいポイント
陥りやすいのは、Pointの文が結論ではなく「テーマ紹介」になってしまうことです。「私はテニスサークルで活動しました」という文は活動の名前を伝えているだけで、設問への答えになっていません。「力を入れたのは〇〇です」のように、問いに直接答える形にするのがポイントです。
また、Exampleが長くなってExampleだけで終わってしまうことがあります。エピソードを丁寧に書こうとすると字数のほとんどをEが使い、最後のPがなくなりがちです。構成メモを書く段階でP・R・E・Pに使う文の数をあらかじめ決めておくと、バランスを保ちやすくなります。
- PointがテーマPRになっていないか確認する
- Reasonが「参加した経緯」のみになっていないか確認する
- Exampleが箇条書きの羅列になっていないか確認する
- 最後のPointが「以上です」と同義になっていないか確認する
独自の練習問題:PREP法の骨格を自分で埋める
以下は独自の練習問題です。自分のエピソードを使って、PREP法の各要素を一文ずつ書いてみる練習です。
【独自の練習問題】 設問(仮):「あなたが困難を乗り越えた経験を教えてください」 手順: 1. まずP(結論)を「私が乗り越えた困難は〇〇です」の形で一文書く 2. 次にR(理由)を「そこに困難を感じた理由は〜だったからです」で一文書く 3. E(具体例)を「具体的には〜しました。その結果〜という変化がありました」で二〜三文書く 4. 最後のP(再結論)を「この経験を通じて〜と感じており、〇〇な場面でも活かせると考えています」で一文書く 確認の観点: ・P・R・E・Pの四要素が全てそろっているか ・最初の一文で設問の問いに答えられているか ・Eに「自分が具体的に取った行動」が含まれているか
書き終えたら、冒頭の一文だけを他の人に読んでもらい「何について書いている文章か分かるか」を確認してみると、Pointの機能を検証する練習になります。一人で確認する場合は、一晩置いてから冒頭の一文を読み返す方法も一つの目安です。
次の一歩:手元の下書きに当てはめてみる
PREP法は新しいESを一から書くときだけでなく、すでに書いた下書きに当てはめる用途にも使えます。今あるESの文章を読んで「P・R・E・Pのどの要素に当たるか」とメモしていくと、構造の抜けや順序の問題が見つかりやすくなります。
まず一つの設問について骨格メモを作り、それをもとに文章を書き直すという手順を試してみてください。全設問に一度に使う必要はなく、「一番書きにくいと感じている設問」に絞って試すのも一つの進め方です。
PREP法はあくまで構成の補助ツールであり、これを使えば必ず通過するという性質のものではありません。自分のエピソードと言葉で書かれた文章が土台になることは変わらないため、まず素材となる経験と行動の記録をしっかり持っておくことが先になります。
Claude Sonnetを用いて本文を作成し、AIによる校正と編集確認を行っています。文例・練習問題は解説用に作成したものです。


