インターンで社員から聞いておくべき質問のリストと選び方

インターンで社員に聞く質問は、事前に目的ごとに整理しておくと当日の会話が深まります。「仕事のやりがいは何ですか」のような漠然とした質問より、自分が確かめたいことに絞った具体的な問いのほうが、実態に近い答えを引き出しやすくなります。この記事では、目的別の質問リストと、その中から何を選ぶかの考え方を紹介します。
この記事の目次
質問を事前に整理しておく理由
インターン当日は、業務の説明や課題への対応で思った以上に時間が過ぎます。社員と話せる場面が突然来たとき、その場で「何を聞こうか」と考え始めると、質問が思い浮かばなかったり、表面的な内容で終わってしまったりしがちです。
質問を事前に書き出しておけば、限られた時間を有効に使えます。また、「何を知りたいのか」を先に整理する作業は、自分がその企業や職種に対して何を確かめようとしているかを明確にするうえでも役立ちます。
目的別の質問カテゴリーと具体例
聞きたいことは大きく四つの目的に分けられます。それぞれに具体的な質問例を示します。
【1】仕事の実態を知る
- 1日の業務の流れはどのようなものですか
- 仕事の中でいちばん時間を使う作業は何でしょうか
- チームと一人で進める作業の割合はどのくらいですか
【2】やりがいや難しさを知る
- この仕事で達成感を感じる場面はどんなときですか
- 入社してから想定外だったことや、最初に戸惑ったことはありましたか
- ここ1〜2年で仕事の内容や進め方が変わったと感じることはありますか
【3】職場環境や働き方を知る
- チーム内のコミュニケーションはどんな形が多いですか(対面・チャット・会議など)
- 新しい取り組みを提案しやすい雰囲気はありますか
- 入社後に学んだことで、今の仕事に役立っているものはありますか
【4】就活・キャリアの参考にする
- 就活中に業界や職種を選ぶとき、重視していた点を教えてもらえますか
- 入社前にやっておけばよかったと思うことはありますか
- この会社で長く働き続けている理由があれば、差し支えなければ教えてください
リストから質問を選ぶ三つの基準
リストができたら、すべてを聞こうとするのではなく、場面と目的に合わせて絞り込みます。目安として、一つの会話の機会に二〜三問が話しやすい量です。
- 参加前に「自分がこの企業で確かめたいこと」を一つ決め、それに直結する質問を優先する
- 公式サイトや会社説明会で調べれば分かることは省き、その人個人の経験から聞ける質問を選ぶ
- 「はい/いいえ」で終わらず、経験や感想を話してもらいやすい聞き方に言い換える
架空の例:質問の絞り込みと実際の文例
架空の例として、IT系の企業に参加したAさんのケースを示します。
Aさんは「この会社の開発チームが、上流工程からどのくらい関わっているか」を確かめたいと考えていました。そこで次の二問に絞りました。
「企画や要件定義の段階から開発チームが関わることはありますか。また、その割合は案件によって変わりますか。」
「仕様変更があったとき、チーム内ではどのように対応方針を決めていますか。」
最初の質問で全体の関与度合いを確認し、二問目でその実態(変更への柔軟性や意思決定の仕組み)を掘り下げる構成になっています。単に「関わっていますか」と聞くより、具体的な状況を想定した問いにすることで、社員も経験を交えて話しやすくなります。
このように「確かめたいこと」を先に言語化してから質問に変換すると、会話の方向が定まりやすくなります。
よくある質問の惜しいパターンと修正
せっかく質問できる場面でも、次のようなパターンは実態が掴みにくくなることがあります。
- 「仕事は楽しいですか」→社員が「はい」か「楽しいですよ」で終わりやすい。「どんな場面で手応えを感じますか」と具体的な経験を求める形にする
- 「御社の強みは何だと思いますか」→会社全体の話になりがちで、その社員個人の視点が出にくい。「あなた自身がこの会社を選んだ決め手は何でしたか」と聞くと個人の経験が引き出せる
- 「何でもいいので教えてください」→質問の意図が伝わらず、社員も何を話せばよいか迷う。聞きたい範囲を一言で示してから質問する
修正のポイントは「その社員が体験・判断してきたこと」に焦点を当てることです。公式情報ではなく、個人の経験から出てくる言葉がインターンで聞ける最大の情報です。
インターン前にやっておくこと
参加前に、自分がそのインターンで「何を確かめたいか」を一文で書いてみてください。その一文から質問を逆算すると、リストの絞り込みが自然にできます。
質問リストは手帳やメモアプリに書き出しておき、当日の移動中や休憩中にさっと確認できるようにしておくと安心です。当日の会話の流れ次第で聞けない質問が出ることもありますが、それはインターン後の振り返りや別の機会に持ち越す材料として記録しておくとよいでしょう。
なお、当日は質問を「消化するリスト」として扱うより、会話のきっかけとして使う意識で臨むと、準備した問いが自然な対話につながりやすくなります。聞けなかった質問は振り返りの記録として残しておき、次の機会に活かしましょう。
Claude Sonnetを用いて本文を作成し、AIによる校正と編集確認を行っています。文例・練習問題は解説用に作成したものです。


