内定通知への最初の返信はどう書く?受領のお礼と承諾を分ける文例

内定通知への最初の返信は、受領のお礼と承諾を別の連絡として扱うのが基本です。お礼はすぐ送り、承諾は条件を確認してから伝える――この順番を守ることで、慌てて意思表示をしてしまうリスクを避けられます。
お礼と承諾を分ける理由
内定の連絡を受けたとき、うれしさのあまり「よろしくお願いします」「ぜひお願いします」とその場で答えてしまう方がいます。気持ちはわかるのですが、受領のお礼と承諾の意思表示は、性質がまったく異なります。
お礼は「通知を確かに受け取りました」という事実の確認です。一方、承諾は「労働契約の申し込みに同意する」という意思の表明です。厚生労働省の資料によれば、内定によって労働契約が成立していると判断される場合があります。承諾を伝える前に、給与・勤務地・入社日といった労働条件を書面で確認しておくことが大切です。
最初の返信では受領のお礼だけを伝え、承諾は条件確認が済んでから別途連絡する――この二段階の流れを意識してください。
最初の返信に盛り込む三つの要素
受領のお礼メールで伝えるべきことは、次の三点です。
- 内定の通知を受け取ったこと(受領の確認)
- 選んでいただいたことへの感謝
- 承諾の返答をいつまでに連絡するか、もしくは期限をいつ確認するかの一言
承諾の期限を企業から提示されている場合は「○月○日までにご連絡いたします」と書きます。まだ期限を聞いていない場合は「承諾の返答期限について、改めてご確認させていただけますでしょうか」と添えると丁寧です。
架空の例:受領のお礼メール
件名:内定のご通知について(山田太郎) 株式会社〇〇 採用ご担当者様 お世話になっております。山田太郎と申します。 このたびは内定のご通知をいただき、誠にありがとうございます。 大変光栄に存じます。 ご提示いただきました承諾期限の○月○日までに、改めてご連絡申し上げます。 どうぞよろしくお願いいたします。 山田太郎 (電話番号・メールアドレス)
このメールは「承諾する」とは一切書いていません。受け取ったことと感謝、そして返答の期日だけを伝えています。短くても、この三点が入っていれば十分です。
承諾を伝える前に確認したいこと
承諾メールを送る前に、少なくとも次の事項を確認してください。
- 勤務場所と配属予定の職種・業務内容
- 労働契約の期間(正社員か、期間の定めがあるかなど)
- 所定労働時間・休日
- 賃金(基本給・各種手当)と支払い日
- 退職に関する条件
口頭での内定連絡と、具体的な労働条件の書面明示は別物です。条件の書面が届いていない場合は、承諾前に「労働条件通知書などの書面でご確認させていただけますか」と問い合わせることを一つの選択肢として考えてみてください。
架空の例:承諾の意思を伝えるメール
件名:内定承諾のご連絡(山田太郎) 株式会社〇〇 採用ご担当者様 お世話になっております。山田太郎です。 さきほどご送付いただきました労働条件通知書を拝見いたしました。 内容を確認の上、ぜひ入社させていただきたく、承諾のご連絡を申し上げます。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 山田太郎 (電話番号・メールアドレス)
「条件を確認した上で」という一文を入れることで、あとで「聞いていた内容と違う」というすれ違いを防ぎやすくなります。また、この段階までにやり取りした書面や連絡はすべて手元に保存しておくことをおすすめします。
返信後にやること
お礼メールを送ったら、次の行動を決めておきましょう。
- 企業から届いた内定通知書・労働条件通知書などを保存・印刷して手元に置く
- 承諾期限と条件確認の期限をカレンダーに記入する
- 不明な点があればオファー面談や採用担当窓口に問い合わせる
- 承諾の意思が固まったら、期限より前に余裕をもって連絡する
返信の内容や日時の記録は、後から確認が必要になることがあります。送信済みメールを消さず、やり取りの履歴を一つのフォルダにまとめておくと安心です。
参考資料
Claude Sonnetを用いて本文を作成し、AIによる校正と編集確認を行っています。文例・練習問題は解説用に作成したものです。


