SPIの学習記録のつけ方|正答率と解答時間を使って復習を決める

SPIの演習で「同じ単元を何度もやっているのに伸びない」と感じるとき、記録が正誤だけになっていると、速さと正確さのどちらに課題があるかを区別しにくくなります。正答率と解答時間の両方を残すと、速さを先に練習すべきか、理解を深める方が先かを判断する材料になります。この記事では記録の書き方と、その数字から次の行動を決める手順を説明します。
この記事の目次
記録に残す項目は3つだけにする
記録を続けるコツは、書く量を絞ることです。1回の演習セッションで残す項目は、①単元名、②正答率(正解数÷問題数)、③セット全体の所要時間、この3点を目安にするとよいでしょう。問題ごとに時間を計るのは手間がかかりすぎて続きにくいため、最初はまとめて計測する方法が現実的です。
正答率と時間を組み合わせると4つの状態に分かれる
記録した数値を見るとき、「正答率が高いか低いか」「時間が目安より長いか短いか」の2軸で状態を分けると、次にやることが決まりやすくなります。
- 正答率が高く、時間も目安内:その単元は安定している。頻度を落として他に時間を使うサインです。
- 正答率は高いが、時間がオーバーしている:解法は理解できているが手が遅い状態です。計算手順の省略や書き方を見直す練習を優先します。
- 正答率が低く、時間は目安内またはそれ以下:速く解こうとして理解を飛ばしている可能性があります。解説を読んで1問ずつ確認するフェーズに戻ります。
- 正答率が低く、時間もオーバーしている:理解と速さの両方が課題です。まず理解の定着を優先し、速さは後から調整する順序を提案します。
どの状態に当てはまるかを毎回判断する必要はありません。同じ単元を2〜3回記録してから傾向を見ると、一時的なミスと繰り返すミスを区別しやすくなります。
架空の例:記録シートの書き方と読み方
以下は架空の例です。実際の記録の形として参考にしてください。
【架空の例:1週間分の記録シート】 日付:10/20 単元:割合と比 問題数:10問 正解:7問 正答率:70% 所要時間:18分 目安時間:12分 → 状態:正答率は中程度、時間オーバー。解法は部分的に理解しているが、立式に時間がかかっている可能性。解説を読み直して手順を確認する。 日付:10/21 単元:推論(順位) 問題数:8問 正解:8問 正答率:100% 所要時間:14分 目安時間:16分 → 状態:正答率・時間ともに安定。今週はそのまま維持し、他の単元に時間を回す。 日付:10/23 単元:速さ・距離・時間 問題数:10問 正解:4問 正答率:40% 所要時間:11分 目安時間:15分 → 状態:正答率が低く時間は目安内。速く解こうとして式を省略している可能性。まず解法の確認を優先する。
この例では3単元のうち「割合と比」と「速さ・距離・時間」に課題が見えます。ただし改善の方向は異なり、前者は手順の確認、後者は理解の立て直しが先という判断になります。同じ「低正答率」でも時間の長短で対処法が変わる点がポイントです。
記録を見直すタイミングを決めておく
記録は書いておくだけでは活用しにくいため、週に一度まとめて見返す時間を設けることを提案します。その際に確認する問いは「前回より正答率が上がった単元はどこか」「時間が縮まった単元はどこか」の2点に絞ると短時間で終わります。
正答率が上がっていれば理解が進んでいるサインです。時間が縮まっていれば処理が速くなっているサインです。どちらも変わっていない単元は、練習の方法自体を変える必要があるかもしれません。解き直しの方法や、別の問題集で似た問題を確認してみることも一つの手です。
独自の練習問題:自分の記録から復習順を決める
以下は独自の練習問題です。実際のSPIとは関係がなく、記録の読み方を練習するための設問です。
【独自の練習問題】 Aさんは先週5単元の演習を記録しました。以下の結果から、今週最初に取り組むべき単元を1つ選び、理由を説明してください。 単元ア:正答率80%、時間は目安の1.5倍 単元イ:正答率50%、時間は目安の0.8倍 単元ウ:正答率90%、時間は目安の0.9倍 単元エ:正答率40%、時間は目安の1.6倍 単元オ:正答率70%、時間は目安内(ちょうど) 【解答例と考え方】 今週最初に取り組む単元として「エ」を選ぶことが一例として考えられます。 理由:正答率が40%と最も低く、かつ時間も目安の1.6倍かかっています。この記事で示した4分類のうち「理解・速さの両方に課題がある状態」に該当します。この状態では、まず1問ずつ解説を読んで理解を確認するところから始めるのが筋道の通った順序です。 次点として「イ」が挙げられます。正答率50%で時間は目安内なので「速く解こうとして理解を飛ばしている可能性がある状態」です。エの理解が固まった後に着手する計画が立てやすいでしょう。 単元ウは正答率・時間ともに安定しているため、今週の優先度は相対的に低いと判断できます。
今日からできること:最初の記録を1セット残してみる
記録の仕組みを整える前に、まず1回の演習で「単元名・正解数・問題数・かかった時間」の4点を書き留めてみることを提案します。完璧なフォームを用意してから始めようとすると着手が遅くなりがちです。メモ帳でも、問題集の余白でも構いません。
2〜3回分が溜まったら、この記事で紹介した4分類と照らし合わせて、次に何をするかを一行書いてみてください。記録の目的は「自分の状態を把握して次の一手を決めること」です。記録自体が目的にならないよう、書く手間は最小限に保ちながら続けてみてください。
- 今日の演習で単元名・正解数・問題数・時間を記録する
- 2〜3回分が溜まったら4分類で状態を確認する
- 週に一度、正答率と時間の変化を見てどこを優先するか決める
Claude Sonnetを用いて本文を作成し、AIによる校正と編集確認を行っています。文例・練習問題は解説用に作成したものです。


