ESの自由記述欄:指定がないときに書く内容と字数の決め方

自由記述欄は「何でもよい」ではなく「この企業に向けて選んで書く欄」です。まず欄のサイズや前後の設問を確認し、書くべき内容の方向を絞りましょう。字数の目安は空欄スペースの8割程度を埋めることを一例として意識すると、余白が目立ちにくくなります。
この記事の目次
「自由に記入」は本当に何でもよいのか
自由記述欄は、他の設問で聞かれなかった情報を補う目的で設けられることがあります。「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」といった設問が別にある場合、自由記述欄でそれらをそのまま繰り返すと読み手に重複した印象を与えやすくなります。
一方、ESの設問が少なく自由記述欄だけというケースでは、志望動機や自己PRに相当する内容を自分で構成して書く必要があります。欄の位置づけを見極めるには、そのESの他の設問を確認してから書く内容を決めるのが一つの進め方です。
書く内容を選ぶ3つの視点
どんな内容を書くか迷ったときは、次の3つの視点を順に確認すると整理しやすくなります。
- 他の設問でカバーできていない経験や強みがあるか:志望動機・ガクチカ以外で伝えたいことを棚卸しします。
- 企業の求める人物像や事業内容と結びつく内容か:企業研究をもとに、自分のどの側面を伝えると接点が生まれるかを考えます。
- 面接で話を膨らませやすいか:書いた内容が後の面接で話題になることを想定し、具体的なエピソードを一つ盛り込むことを意識します。
「特に書くことがない」と感じた場合は、志望意欲を補足する一文と、入社後に取り組みたいことの概要を短くまとめる方法も一例です。ただし根拠のない意欲だけを並べると抽象的になりやすいため、自分の経験や知識と結びつけて具体性を持たせましょう。
字数はどう決めるか:スペースと文脈から判断する
自由記述欄の字数は、欄のサイズ(行数・枠の広さ)を手がかりに決めるのが現実的です。目安としては以下のように考えると一例として参考にできます。
- 2〜3行程度の小さい欄:100〜200字前後で要点だけを簡潔にまとめる
- 半ページ程度の中サイズ欄:300〜400字前後でエピソードを一つ入れる
- 1ページに近い大きい欄:500〜800字前後で構成を意識して書く
字数が少なすぎる(欄の3割以下しか埋まっていない)と熱意が伝わりにくくなることがあるため、欄のサイズに見合った分量を意識することを提案します。
自由記述欄の構成の一例と文例
「他の設問では書ける欄がなかった強みを補足する」パターンで、中サイズ欄(300〜400字目安)に書く場合の構成の例を示します。
【架空の例/構成の例(指定字数に調整して使用)】 私がこれまでの経験を通じて培ってきたのは、情報を整理して周囲に伝えるコミュニケーション力です。 大学3年次、ゼミの研究成果を学内発表会で発表する担当を務めました。専門用語が多いテーマだったため、発表の前日までスライドの言葉を聞き手に合わせて書き換える作業を繰り返しました。当日は聴衆からの質問に対して具体例を交えて答えることができ、指導教員から「わかりやすかった」というフィードバックをいただきました。 この経験から、伝わる言葉を選ぶために「聞き手の知識量を想定する」習慣を身につけました。入社後も、社内外を問わず相手に合わせた情報発信ができる人材として貢献したいと考えています。
この文例の構成は、①強みの提示→②具体的なエピソード→③そこから得た学び→④入社後への接続、という流れです。自由記述欄ではこの4段構成を基本にしながら、欄のサイズに応じてエピソードの詳細度を調整すると一例として使いやすくなります。
よくある書き方のつまずきと修正の考え方
自由記述欄で起きやすいつまずきを確認しておきましょう。
- 他の設問と同じ内容をそのまま貼り付けている:読み手が同じ文章を繰り返し読む状態になります。別の経験か、異なる切り口を選ぶことを検討しましょう。
- 「特にありません」「以上です」だけで終わらせている:欄を意図的に設けている場合に、熱意や情報が伝わりにくくなることがあります。一文でも志望への補足を書くことを提案します。
- 長すぎて要点が見えなくなっている:自由欄は設問がない分、読み手が内容を把握しにくいことがあります。最初の一文で「何を伝えるか」を明示すると読み手の負担が減ります。
次の一歩:書く前に確認する3点
自由記述欄に取り掛かる前に、以下を確認してから書き始めると内容のブレが減ります。
- そのESの他の設問で触れていない経験・強みをリストアップする
- 欄のサイズ(行数・字数上限)を確認し、目標字数の目安をつける
- 書いた後に「この企業に向けた内容か」を一度問い直す
自由記述欄は、決まった設問がないぶん選択の幅が広く感じられますが、「この企業に何を補足すれば伝わるか」という一点から考えると書くべきことが自然に絞られてきます。まず他の設問を埋めてから最後に取り組むと、重複を避けやすくなりますよ。
Claude Sonnetを用いて本文を作成し、AIによる校正と編集確認を行っています。文例・練習問題は解説用に作成したものです。


