本文に進む
就活の進め方

SPI言語「文章整序」の解き方:接続詞と指示語を手がかりに並び替える

SPI言語文章整序の解き方:接続詞と指示語を手がかりに並び替えるのテーマを表す就活準備のイメージ
AI生成のイメージ画像

文章整序は「どの文が最初か」を先に決めるより、接続詞と指示語から文同士のつながりを確かめる方が並び順を確定しやすくなります。手がかりの種類と優先順位を押さえておけば、選択肢を2〜3択に絞り込む時間を大きく短縮できます。

この記事の目次
  1. 01文章整序で問われていること
  2. 02接続詞を手がかりに前後関係を決める
  3. 03指示語を手がかりに参照先を特定する
  4. 04並び順を確定する手順:3ステップ
  5. 05独自の練習問題:接続詞と指示語で並び替える
  6. 06よくあるつまずきと修正の考え方
  7. 07次に取り組むこと

文章整序で問われていること

文章整序は、バラバラに示された複数の文を正しい順序に並び替える問題です。完成した文章として意味が通じることを確かめながら、前後の文のつながりを根拠にして順番を決めていきます。

解くときのポイントは、「なんとなく読んで自然な順」を感覚で選ぶのではなく、各文に含まれる言語的な手がかりを根拠にして判断することです。その手がかりとして特に役立つのが、接続詞と指示語の2種類です。

接続詞を手がかりに前後関係を決める

接続詞は、前の文との関係を明示するサインです。文頭に接続詞がある文は、必ず何らかの先行文を必要とします。逆に言えば、接続詞のない文は先行文なしで成立しやすく、段落や話題の冒頭に置かれやすいと考えられます。

接続詞を大まかに分類しておくと、並び順の判断が速くなります。

  • 順接(だから・したがって・そのため):前文が原因・理由、後文が結果や結論。
  • 逆接(しかし・だが・ところが):前文の内容に反する内容が後文に来る。
  • 添加(また・さらに・加えて):前文の内容に情報を重ねる。前後は入れ替えられない場合が多い。
  • 転換(では・さて・ところで):話題が切り替わるサイン。直前に一区切りある。
  • 例示(たとえば・具体的には):前文に抽象・一般的な主張があり、後文が具体例になる。
  • 言い換え(つまり・すなわち):前文の内容をまとめ直す。前文が先、後文が要約側。

「たとえば」や「つまり」を含む文は後方に置かれやすく、「では」や「さて」を含む文は話題転換の直後に来ます。これらを確認するだけで、候補の位置を絞りやすくなります。

指示語を手がかりに参照先を特定する

指示語(こ・そ・あ系の語)は、直前または近い文脈で述べた内容を指します。「この方法」「そのため」「そこで」のように使われる語は、必ず参照先が前に存在します。

指示語の確認手順は次の2ステップが一例です。まず指示語が何を指しているかを特定し、次にその内容が書かれた文を直前に置きます。参照先が見つからない位置に指示語のある文を置いてしまうと、意味が通じなくなります。これが「なんとなく読んで配置してしまい、後から不自然さに気づく」失敗の原因になりやすいパターンです。

並び順を確定する手順:3ステップ

文章整序を解くときの進め方の一例を示します。手順を決めておくと、途中で迷いにくくなります。

  • ステップ1 ── 冒頭になれる文を探す。接続詞のない文、話題を一から導入している文、指示語の参照先が文外にない文を候補にする。
  • ステップ2 ── 接続詞と指示語で後続文を連結する。ステップ1で決めた文の内容を受けられる文を選び、鎖のようにつなげていく。
  • ステップ3 ── 最後の文を確認する。結論・まとめ・帰結を述べる文が末尾に来ているかを確かめ、全体の意味が通じるかを一読する。

選択肢が複数ある場合は、最初と最後の文だけを先に固定できると、中間の並び順を絞る作業が一気に楽になります。

独自の練習問題:接続詞と指示語で並び替える

独自の練習問題です。以下のA〜Dの文を正しい順序に並び替えてください。本番問題の再現ではありません。

A.たとえば、毎朝10分間の記録を続けるだけでも、1週間後には改善点が見えてくる。 B.習慣を変えるには、小さな行動から始めることが効果的だとされている。 C.したがって、まず取り組みやすい行動を一つ選ぶことが最初の一歩になる。 D.しかし、大きな目標を急に実行しようとすると続かないことが多い。

【解答と根拠】正しい順序は B → A → D → C です。

Bは接続詞がなく「習慣を変える」という話題を一から導入しているため冒頭に適しています。Aの「たとえば」は例示の接続詞で、直前に抽象・一般的な主張が必要です。Bで述べた「小さな行動から始めることが効果的」という主張に対し、「毎朝10分間の記録を続けるだけでも1週間後には改善点が見えてくる」という具体例としてAが続きます。Dの「しかし」は逆接で、B・Aで示した小さな行動の有効性に対し「大きな目標を急に実行しようとすると続かない」という対比を加えます。Cの「したがって」は順接で結論を導くため末尾に置きます。「まず取り組みやすい行動を一つ選ぶ」という帰結がB・A・Dの流れを受けたまとめとして成立します。

よくあるつまずきと修正の考え方

文章整序で選択肢を2つに絞ってから迷う場合、以下のどちらかのパターンが多い傾向があります。

  • 指示語の参照先を確認し忘れている:「この」「その」「それ」が何を指すかを前文と照合せずに読み流している。確認するだけで順序が決まることがあります。
  • 転換の接続詞を見落としている:「では」「さて」は話題が切り替わるサインです。この語の前後は別ブロックとして扱い、前後の文脈を分けて考えると混乱が減ります。

また、文章全体の「主張→根拠→具体例→まとめ」という構成パターンを意識しておくと、どこに何が来るかの見当がつきやすくなります。例示の文は中盤に、結論・帰結の文は末尾に来やすいという目安として覚えておくと役立ちます。

次に取り組むこと

文章整序の力を上げるには、解いた後に「なぜその順序か」を接続詞・指示語の観点で説明できるかを確かめることが一つの目安になります。答え合わせで正解していても、根拠を言語化できない場合は同じ問題を使って説明の練習をしてみてください。

練習の進め方の一例として、問題集の文章整序を解いたあとに、各文の先頭にある接続詞と指示語だけをメモして「なぜこの順か」を1〜2行で書く習慣をつける方法があります。記述量は少なくても、根拠を言葉にする工程が定着を助けます。

語彙問題や長文読解など他の言語分野の対策は、それぞれ別の記事で扱っています。文章整序の手がかりを使いこなせると感じたら、次の分野へ進んでみてください。

参考資料

Claude Sonnetを用いて本文を作成し、AIによる校正と編集確認を行っています。文例・練習問題は解説用に作成したものです。

記事一覧に戻る